天才ぶりは演技だけじゃない…「美術大学出身」の実力派俳優5選
『美大で学んだ俳優5選』【Getty Images】
画家を志してパリへ渡った名優もいれば、美大で映画づくりに熱中していた個性派もいる。映画やドラマで強烈な存在感を放つ俳優たちは、学生時代に何を学び、どんな道を歩んできたのか。今回は、実は美大で学んでいた俳優5人を紹介する。絵画やデザイン、造形など、演技だけでは見えてこない多彩な才能と、表現の原点となった日々に迫る。(文:編集部)[1/5ページ]
8ミリ映画を撮った美大時代が“俳優兼監督”の原点
竹中直人/多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻
竹中直人【Getty Images】
2026年はNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で松永久秀を演じるほか、『俺たちの箱根駅伝』などにも出演。俳優、映画監督として第一線で活動を続ける竹中直人。
独特のユーモアと存在感で知られる彼が卒業したのは、多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻だ。
大学では映像演出研究会に所属し、仲間たちと8ミリフィルムで映画を制作していた。なかでもブルース・リーが大好きだった竹中は、在学中に撮った映画『燃えよタマゴン』で監督を務め、自ら出演もしていたという。
現在の俳優と映画監督という二つの顔を思えば、この学生時代はまさに原点だったといえる。
卒業後は劇団青年座へ入り、まず目指したのは俳優の道。ところが仕事はなかなか決まらず、1983年、テレビ朝日系『ザ・テレビ演芸』の「飛び出せ!笑いのニュースター」でコメディアンとしてデビューすることになる。
本人によれば、大学時代にも素人番組に出演していたが、それは学生のノリで、正式なデビューとは考えていなかったという。
その後、俳優としての活動を本格化させ、映画監督としても『無能の人』『東京日和』などを手がけた。
美大でデザインを学び、8ミリ映画を作り、演者としてカメラの前にも立っていた経験。竹中直人のジャンルを横断する表現力は、実は俳優になるずっと前から育まれていた。
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版画からコント、粘土造形へ…“ものづくり”を貫く表現者
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