ゼッケン付き実戦仕様のトヨタ「86」で街を走る。現役女性レーサー3人が語る愛車の素顔【NAPAC特別企画】〈PR〉
ヘルメットを脱いだ彼女たちが愛する日常の相棒。トヨタ「86」とともに紡ぐ飾らない素顔【NAPAC 女性レーサー座談会 前編】
サーキットではコンマ1秒を争い、フォーミュラマシンを全力で走らせる女性レーシングドライバーたち。ではコースを離れた彼女たちは、普段どんなクルマに乗り、どんな楽しみ方をしているのだろうか。
安全で楽しいカスタマイズ文化の発展を目指す「NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)」との特別企画では、KYOJO CUPで戦う白石いつも選手、佐々木藍咲選手、ハナ・バートン選手による座談会を開催。司会を務めるのはNAPAC会員企業、タカマコンペティションプロダクトの高間智子代表だ。本記事となる前編では愛車との出会いからカスタマイズ、3人が考える「自分らしいクルマ」まで、レーサーの素顔に迫った。
<メンバー紹介>
高間 智子さん/司会
タカマコンペティションプロダクト代表。同社は自動車用品・部品を扱う専門商社でNAPACにも加盟。今回は3人のカーライフを引き出す進行役を務める。
白石いつも選手
KYOJO CUPで活躍する大学生レーシングドライバー。11歳からカートを始め、2024年に四輪レースへステップアップ。現在は学業とレース活動を両立。普段の愛車はGR86。2026年はTeam ReFaの一員としてKYOJO CUPに出走している。
佐々木藍咲選手
幼いころから旧車やモータースポーツが身近にある環境で育った、生粋のクルマ好き。KYOJO CUPだけでなくさまざまなカテゴリーで走り、普段はレース車として活躍していた86を大切に乗り続けている。2026年はnat team KCMGから出場。
ハナ・バートン選手
アメリカ育ちで、現在は日本を拠点にレース活動を展開。S2000やロードスターなど複数のクルマを楽しみながら、SNSを通じて日本のモータースポーツの魅力も発信している。 SCS TEAM TOM’SからKYOJO CUPに37号車で参戦している。
普段の愛車にもレーサー3人の個性が全開!
高間:まずは皆さんが普段どんなクルマに乗っているのか教えてください。レーシングドライバーが日常でどんなクルマを選んでいるのか、すごく興味があります。
白石:私はGR86です。もともとAT車に乗っていたんですけど、MT車に乗りたくなって。ロードスターか86かなと考えて、フォルムも好きだったので86を選びました。
高間:カスタマイズもしているんですか?
白石:マフラーやホイールを変えたり、ランプをスモークにしたり、車高を下げたりしています。音も好きですし、走っている感じがあるクルマが好きなんです。これからウイングも付けたいなと思っています。
佐々木:私は86のZN6です。もともとレースで使われていたクルマで、当時のカラーリングやゼッケンも残った状態で譲ってもらいました。
高間:その姿を残していることにも意味があるんですね。
佐々木:そうですね。小学生のころからそのクルマがサーキットを走っているところを見ていましたし、以前のオーナーさんも昔から知っていました。クルマ自体というより、そのクルマが持っているストーリーにも惹かれています。だからステッカーもできるだけ剥がしたくないし、今の姿のまま長く維持したいです。
バートン:私は何台かあります(笑)。日本にはS2000もありますし、ロードスターもあります。今はロードスターがすごく好きですね。動きがわかりやすくて、コーナーが本当に楽しい。これから少しずつタイムアタックを楽しめるような仕様にしていきたいです。
愛車はどれもスポーツテイストだが、その楽しみ方は見ても三者三様だ。自分好みに仕上げていく白石選手、クルマが歩んできた歴史まで受け継ぐ佐々木選手、さまざまなスポーツカーを走らせながら新しい楽しみ方を探すバートン選手。それぞれに異なる「クルマとの付き合い方」がある。
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「乗りたくなくて泣いていた」3人それぞれのクルマの原点
高間:では、そもそもどうしてクルマが好きになったんですか?
白石:父も母もクルマが好きで、父が神戸スポーツサーキットで子どもでもカートに乗れることを見つけてきたんです。弟が2人いるので、「3人で走ろう」ということになってカートを始めました。
高間:最初から楽しかった?
白石:全然です(笑)。最初は本当に乗りたくなくて泣いていました。でも高校生くらいになると楽しくなってきて、周りは男の子ばかりだったので「負けたくない」と思うようになりました。
佐々木:私は物心ついたころから、クルマがあるのが当たり前でした。父も母もクルマが好きで、母は旧車ショップで働いていたんです。そのショップが旧車レースに出ていたので、よくサーキットへ見に行っていました。
高間:もう何歳から好きになったのかわからないくらい?
佐々木:そうですね。3歳くらいのころに筑波サーキットで旧車を見ている写真が残っていますけど、自分では覚えていないくらいです(笑)。
バートン:私は逆で、最初からクルマが大好きだったわけではありません。むしろ運転するのも怖かったんです。大学生のころ、SNSやデジタルマーケティングの仕事をきっかけにHKSに関わるようになって、そこでクルマを見る目が変わりました。
高間:仕事がクルマ好きになる入口だった?
バートン:そうですね。クルマは移動するだけじゃなくて、カスタマイズもできるし、遠くまで行けるし、サーキットでも楽しめる。デモカーに乗ったり、サーキットで動画を撮ったりしているうちにどんどん好きになりました。
レーシングドライバーという同じ世界に立つ3人でも、その入口はまったく違う。幼いころからクルマに囲まれていた人もいれば、最初は「怖い」と感じていた人もいる。だからこそ、クルマを好きになるきっかけに決まった形はない。
速さもかわいさも大切! 「自分らしいクルマ」とは?
高間:皆さんにとって「自分らしいクルマ」って、どんなクルマでしょう?
白石:私は見た目にもこだわりたいです。速そうなのも好きですけど、かわいいのも好き。車内には好きなキャラクターのぬいぐるみやクッションを置いたりしています。
高間:レーシングドライバーだからといって、全部をスパルタンにする必要はない?
白石:そうです(笑)。自分の好きなようにできるのがクルマの楽しいところだと思います。
佐々木:私は、思い立ったらすぐ走りに行けるクルマが好きです。足まわりも入っているし、ロールバーも付いているので、タイヤさえあれば「明日ちょっと走りに行こうかな」とできる。そういうクルマが自分らしいですね。
バートン:私はタイムアタックのクルマみたいな雰囲気が好きなので、買ったクルマもだんだんそういう方向にしたくなります(笑)。ただ、やりすぎると公道で乗れなくなっちゃいますけど。
高間:最後に、クルマの一番楽しいところを一言で表すなら?
白石:速さもかわいさも、自分好みにカスタマイズできるところです。
佐々木:自分の好きなところへ自由に行けること。
バートン:人をつなぐ力ですね。クルマが好きな人はみんな情熱があって、同じ気持ちを持った人たちとつながれる。それがすごく好きです。
速く走るためのクルマだけが正解ではない。かわいく仕上げてもいいし、受け継いだ姿を大切に守ってもいい。3人の答えは違っていても、「自分が好きだと思えるクルマを楽しむ」というところでは共通していた。
しかし、好きなクルマを長く楽しむには忘れてはいけないこともある。それが安全と信頼性だ。後編では、限界領域を知るレーシングドライバーだからこそ感じている、公道での安全運転や整備、パーツ選びについて聞いていく。
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※本企画は、安全・安心なカスタマイズパーツの普及とモータースポーツの発展を目指す業界団体「NAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)」による特別連載。「NAPAC」はチューニングパーツ、モータースポーツパーツ、アルミホイール、マフラーの各分野で基準制度を設け、確かな品質のパーツ普及に取り組んでいる。2004年設立、会員社数160社。
https://www.napac.jp/
KYOJO CUP(競争女子カップ)
女性レーシングドライバー限定の国内レースシリーズ。2017年に元レーシングドライバーの関谷正徳氏が創設し、富士スピードウェイを舞台に開催される。2025年からはFIA規格のフォーミュラカー「KC-MG01」を採用。車両の性能差を抑えた環境でドライバーの技量を競い合う。女性ドライバーの活躍の場を広げるとともに、競技レベルの向上やトップカテゴリーへのステップアップを目指すシリーズとして注目されている。
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